特定フォルダー・パーツの無効化
フォルダー作成時、あるいはパーツ作成時、大量の部品の中から適切な部品を選択する必要があります。無関係な部品を非表示とすることで選択しやすくし、操作ミスが起きる可能性を減らすことができます。
ここでは、このような目的で特定のフォルダーやパーツを無効化する設定を説明します。
無効化したい部品の route の見つけ方
フォルダー作成時にフォルダー属性を変更するとモーダルダイアログが表示されます。
モーダルダイアログにさまざまな部品が並んでおり、部品ひとつ一つがリンクとして表示されています。この部品のリンクにマウスカーソルを当て、しばらくそのままにしておくと部品のリンク先が表示されます。部品のリンク先には必ず route=cms/node
のような route パラメーターがついています。
まずは、部品のリンク先を確認し、無効化したい部品の route パラメーターを調査します。
パーツも同様で、パーツ作成時にパーツ属性を変更するとモーダルダイアログが表示され、モーダルダイアログ内の部品のリンク先から route パラメーターを調査します。
設定
フォルダーの無効化
標準機能の写真一覧(route は cms/photo_album)を無効化したい場合は config/cms.yml に nodes.cms/photo_album.disable = true
を設定します。
試しに標準機能の写真一覧(route は cms/photo_album)と、同じく標準機能のLINE HUB(route は cms/line_hub)とを無効化したいとしますと、config/cms.yml(存在しない場合はconfig/default/cms.ymlをコピー)をテキストエディタで開き、以下の設定を追加します。
production: &production
...
nodes:
cms/photo_album:
disable: true
cms/line_hub:
disable: true
CKANの新着(route は ckan/page)を無効化したい場合は、config/cms.yml(存在しない場合はconfig/default/cms.ymlをコピー)をテキストエディタで開き、以下の設定を追加します。
production: &production
nodes:
ckan/page:
disable: true
test:
<<: *production
development:
<<: *production
設定完了後 Unicorn を再起動すると、目的の部品がモーダルダイアログから消えていることが確認できます。
パーツの無効化
パーツの無効化の方法はフォルダーの無効化とほぼ同じで、設定が nodes
から parts
になる点が異なるだけです。
CKANの件数(route は ckan/status)を無効化したい場合は、config/cms.yml(存在しない場合はconfig/default/cms.ymlをコピー)をテキストエディタで開き、以下の設定を追加します。
production: &production
parts:
ckan/status:
disable: true
test:
<<: *production
development:
<<: *production
注意点として既定で “cms/node” パーツと “category/node” パーツが無効化されています。これらは cms/node2 へ統合されたために既定で無効化されており、上書きして消してしまわないように注意してください。